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42号 特集:信頼性試験


技術解説   Technology Report
湿度加速試験について一つの考え方
元オムロン(株) 日本信頼性学会元理事 伊藤 貞則
 

 日本で暮らしていると「清々しいな」「蒸し暑いな」と湿度の変化を肌で感じるものである。電子機器もおなじで、絶縁劣化や錆の原因となるため湿度の影響を知ることが大切である。しかし評価は劣化メカニズムの種類が多いので目的に合わせて試験方法を選択/組合せることが必要となる。
 ここでは、高湿にすれば加速ということではなく、加速評価を目指すための知識として(1)高温高湿槽内の環境の認識、(2)高温高湿試験の狙い、(3)温湿度サイクル試験の特徴について私の考え方を紹介する。




技術レポート   Technology Report
温度サイクル試験/熱衝撃試験の効果比較検
エスペック株式会社 開発本部 鍵弥 綾香  松隈 修 青木 雄一
 

 近年,自動車のモーター化と自動運転の開発が急速に進んでいる.自動車用の電子機器の増加や性能の向上,車外への搭載場所の拡大など,さまざまな検討要素があるが,自動車用電子機器のはんだ接合などによる信頼性や耐久性については,まだ多くの問題がある.また,自動車部品の取引はグローバルに展開されており,海外のサプライヤーの信頼性試験条件にも対応する必要がある.なかでも,温度サイクル試験と熱衝撃試験の試験方法は異なり,対応が必要であるが,試験方法の違いによる試験結果への影響は明確に示されていない.そのため,本研究では,2つの試験方法の違いに着目し,故障メカニズムと寿命評価への影響とそれらの相関関係を検証した.
 なお,この技術レポートは,2019年11月に開催された日本信頼性学会 第32回 秋季信頼性シンポジウムで報告した内容を一部追記,再構成したものである.




サービス紹介

世界につながる試験技術と品質

●国際規格対応、ドイツ自動車業界規格LV124ワンストップ対応

● コンビネーション試験で実現する自動車走行状態の再現評価。

● 試験の国際品質。ILAC/MRA適合 ISO/IEC17025認定試験所。

https://www.espec.co.jp/products/trustee/test/vehicle_system_test.html




サービス紹介
ISO/IEC17025認定校正(国際MRA対応)

環境試験器メーカーとして点検調整から校正証明書発行まで、一貫したサポートが可能です。

 エスペックは、JAB(公益財団法人 日本適合性認定協会)から温度試験槽、温湿度試験槽の校正機関として ISO/IEC17025に基づく校正事業者認定を取得しています。
 国際MRA対応の認定事業者であるエスペックの発行する校正証明書は、国内のみならず、海外でも受入可能です。
校正作業に加えて装置のメンテナンスまで一括した「安心」のサービスをご提供いたします。



Topics   ハイパワー恒温(恒湿)器  ARシリーズ 急速温度変化タイプ 2019年度グッドデザイン賞を受賞

 公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2019年度グッドデザイン賞」において、
「ハイパワー恒温(恒湿)器 ARシリーズ 急速温度変化タイプ」が、グッドデザイン賞を受賞しました。

ニュース記事はこちら
https://www.espec.co.jp/news/products/2019/detail191003.html

製品情報はこちら
https://www.espec.co.jp/products/env-test/ar/

 


Topics   新カタログ

「欧州の規格試験を万全の体制でサポートします!!」が発行されました。

PDFカタログはこちら
https://www.espec.co.jp/inquiry/catalog/support.pdf

カタログ

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なぜなぜ分析 実践編 単行本

 
なぜなぜ分析 実践編 単行本
 

 トラブル発生後、関係者が集められ、解決のための会議を終えた後の、あのモヤモヤ感の原因が何か、なぜ、なかなか問題が解決しないのか、業務の中でよく経験する場面です。
 何故、問題が解決しなかったのか、どう掘り下げて分析すればよいのか、本書を読めば、いかに中途半端な分析では問題解決せず、「なぜなぜ分析」が必要かがわかります。
 ここに書かれた「なぜなぜ分析」は、問題解決だけでなく、あらゆる場面で応用できる要素を含んでおり、実例もわかりやすいため、業務経験の浅い方にも、ぜひ、読んでいただきたい実践書です。



 

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