【 紹介文】
トヨタ自動車の底力(そこぢから)、決して、力業(ちからわざ)ではなく、チームメンバー1人1人が目標を本当に理解し、自ら実践していくにはどうすれば良いのか、1枚の「日常管理板」を使った、具合的な事例が紹介されている。
しかも、どの事例も、難しい内容ではなく、日常業務での「気づき」から生み出される内容ばかりである。
中でも、諸先輩方々の格言や実例も非常に奥が深く、人間観察としても面白い。眼から鱗の内容がどんどん出てくる。一番面白かったのは、「困らんやつほど、困ったやつはいない」。この意味は、「問題がないと思ってしまうことが最大の問題である」という意味で、実に本質を突いている。
日常管理板は、あえてデジタルではなく、アナログで書き、「変化に気づく眼を養う」など、当たり前と思っていることをもう一度、見直すことで、業務改善につなげたい。