Test Navi Report

HALTにおけるストレスの効果(ランダム振動試験および温度サイクル試験との比較)

Abstract
 HALT(Highly Accelerated Limit Test)は、厳しいストレスを与え、短時間で製品の相対的な弱点を検出する加速試験である。
本報では、アルミ電解コンデンサー実装基板を用い、従来のランダム振動試験を実施した。この試験結果をHALTの振動ステップ試験と比較し、故障モードの差異や類似性について検討した。その結果、HALTでは、従来の信頼性試験で確認できなかった弱点を短時間で検出した。
 また、表面実装部品を対象にHALTと温度サイクル試験の相関性について比較検討した結果についても報告する。
 なお、本文の内容は日本信頼性学会 2017年11月第30回秋季信頼性シンポジウム「HALTにおけるストレスの効果その3 従来信頼性試験との比較」及び、2018年6月第26回春季信頼性シンポジウム「HALTにおけるストレスの効果その4ランダム振動試験との比較」の内容を追記、再構成したものである。

 

HALTシミュレーションによる故障解析

Abstract
 HALT(Highly Accelerated Limit Test)は、開発設計の上流工程で活用され、短時間で評価結果が得られることから、設計条件を短期に改善できる。しかし再評価のために試作と再試験を繰り返すことになる。そこでHALTをシミュレーション化して効率的な評価を行うことが望まれる。またHALTのストレスと故障メカニズムは複雑なため、試験結果の妥当性を物性的に証明することも望まれる。本報告ではこれらについて、シミュレーションによる検証結果を報告する。

 

車載機器の水はねによる耐性を評価するスプラッシュウォーター試験装置の開発

Abstract
 車載機器の使用環境による信頼性上の課題として、エンクロージャーの保護構造がある。特に、高密度実装化された車載実装基板では、エンクロージャー内への水の侵入はその信頼性を考えるうえで重要となる。その環境試験の一つとして、自動車関連規格や国際規格等にスプラッシュウォーター(水はね)試験がある。高温さらしと冷水の散水を100サイクル行う試験で、従来は恒温器と散水装置間の供試体の移動(転移)を人手で行っていた。本開発では一体化したことで試験の再現性を確保するとともに、高温さらしと散水のサイクルを自動化し試験期間の短縮を図った。本報告では、その試験装置の概要と試験規格に基づいた確認を行ったので報告する。
 なお、本文の内容は、2017年8月エレクトロニクス実装学会主催「第27回マイクロエレクトロニクスシンポジウム 秋季大会(MES2017)」にて報告した内容を一部追記、再構成したものである。

 

国際保護等級に適合した高圧蒸気洗浄噴射(IPX9K)試験装置の開発

Abstract
 電子機器の使用環境による信頼性上の課題として、電気機器のエンクロージャーの保護構造がある。特に、高密度実装化された車載実装基板においては、エンクロージャー内への水の侵入はその信頼性を考えるうえで重要となる。
本報告では、被水環境をシミュレートするため、恒温器と高圧噴射モジュールを組み合わせたIPX9K(高圧蒸気洗浄、ISO20653/JIS D 5020)準拠の試験装置を開発し各種検証を行ったので報告する。
なお,本文の内容は,「第30回 エレクトロニクス実装学会 春季講演大会」にて報告した内容を一部追記,再構成したものである。

 

NO.84 航空宇宙用CFRPの信頼性

Abstract
 航空機用の炭素繊維強化高分子材料(CFRP)は,繊維の束を接着性の高い熱硬化性エポキシ樹脂に埋めて成型している場合が最も多く、さらなる強度増加や信頼性の向上が期待されている。本研究ユニットでもCFRPへの適度な圧力の余荷重効果や、適度な量の低エネルギーの均質電子線照射(HLEBI)効果により、強靭性を高めることを報告している。
そこで、この内容について、CFRPと信頼性を中心に解説する。

 

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