12.
トラブルシューティング
Q12-1.
ERC-100Sのプログラム編集画面では「装置の冷凍能力設定値」の編集ができませんが?

A12-1.

ERC-100Sからプログラムを編集しP計装に送信すると温調器の全てのREF(装置の冷凍能力設定値)は自動設定に変わります。したがって、それまでに他の設定(例えば、0%設定など)にされていた場合はREF設定が変更されるのでご注意下さい。

Q12-2.

ERC-100Sにキーやマウスが一切受け付けられなくなった場合、どうすればよいのでしょうか?
A12-2. 「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを押して、「プログラムの強制終了」ダイアログボックスを出現させ、ERC-100Sを強制終了させて下さい。この動作でチャンバーはなんら影響影響を受けることはありません。
Q12-3. ERC-100Sの「プログラムリスト」画面から印刷トライ中、プリンターの応答がなくなったのですが?
A12-3. 「プリンターの応答がありません」等のダイアログボックスが現れますが、ERC-100Sの動作およびチャンバーには影響はありません。
Q12-4. ERC-100Sの画面文字が文字化けしたり、表示文字が切れたりするのですが?
A12-4. ERC-100Sのプロパティ画面からフォントおよびサイズを変更してみて下さい。ERC-100Sの日本語版はフォントが「MS-ゴシック」、フォントサイズは12ポイント、画面サイズは800×600ドットのときに最も見栄えがよくなるように設計されています。(英語版はフォントが「arial」、フォントサイズは12ポイント、画面サイズは800×600ドットのときに最も見栄えがよくなるように設計されています。)
Q12-5. ERC-100S稼動中、赤い画面のランタイムエラーメッセージボックスが出現しましたがどうすればよいのでしょうか?
A12-5. エラーの種類によりますが、そのままお使い続けられても、ほとんどの場合、ERC-100Sの動作に支障はなく、続行可能ですが、一度ERC-100Sをリセット(終了し再起動する)ことをお勧めします。
Q12-6. 「モニタ情報」画面で「次項」ボタンがクリックできないのですが?
A12-6. この「次項」ボタンは「プログラム運転の詳細情報」画面を表示させるときに使うものです。このボタンをクリックできる状況は、ERC-100Sの運転状態が「プログラム運転中」に限ります。
Q12-7. ERC-100SからP計装の定値設定の温度や湿度の設定を変更しようとしても、いっこうに変更できませんが?
A12-7. ユーザパスワードで起動されていますか?通信は正しく接続されていますか?パスワードのQ&Aと通信のQ&Aを参照して下さい。
Q12-8. 編集したプログラムをP計装に送信できないのですが?
A12-8.

ERC-100Sの運転状態が「プログラム運転中」の場合にはプログラムを送信することはできません。運転状態を変更して送信するようにして下さい。「プログラム運転中」以外の場合でプログラムが送信できない場合には、編集されたプログラムの項目に誤りがある可能性があります。もう一度編集したプログラムをよく確認して下さい。確認の際は特に次の項目に注意して下さい。カウンターに入力可能文字は0〜9までの半角数字2桁までです。したがって0〜99の数字が入力可能です。ただし、カウンターの3連の入力ボックスのうち、少なくとも1つが0で残りのテキストボックスが0でない場合はエラーになります。3つの入力ボックス全てが0の場合はエラーにはなりません。この場合、カウンターは機能しないものとして登録されます。また、P計装のタイムシグナルオプション設定をERC-100Sのそれと完全に一致させて下さい。ERC-100SではP計装のタイムシグナルオプション設定を自動認識しませんので、確認の上、手動での設定を行って下さい。どうしてもプログラムが送信できな場合は、一度ERC-100Sを再起動してから編集し直して下さい。それでも送信できない場合はチャンバーのブレーカを一度入れなおしてからプログラムを送信してみて下さい。

Q12-9. ERC-100Sを起動させパスワード入力後、「通信エラー」メッセージダイヤログボックスが出現しましたが?
A12-9. P計装とERC-100Sの通信ができていません。次の項目を確認して下さい。 RS-232Cケーブルは正しく接続されていますか?
ケーブルを接続しているPCのシリアルポートがアクティブになっていますか?(コントロールパネルから確認できます)。
PCの他のアプリーケーションがERC-100Sが使用しようとしているシリアルポートを使っていませんか?(他のアプリケーションを全て終了させてみて下さい)。 P計装とERC-100Sの通信環境は正しく設定されてますか?(通信速度、デリミタをP計装とERC-100Sで同じに合わせて下さい。)
Q12-10. P計装で設定したプログラム名称がERC-100Sで正しく表示できないのですが?
A12-10. P計装のRS-232C設定では、データ長は8bitを推奨します。7bit設定の場合はERC-100Sからプログラム名称を表示させたとき、カナ文字が文字化けします。
Q12-11. 下限最小湿度を設定しようとしたとき、入力可能範囲が「0%R.H.〜0%R.H.」になっていましたが、これはどういうことですか?
A12-11. 「上限・下限設定」画面での上下限湿度入力範囲は現在の設定湿度に依存します。すなわち下限湿度入力可能範囲:0〜現在の設定湿度、上限湿度入力可能範囲:現在の設定湿度〜100です。したがって現在の設定湿度を変更すると、入力可能範囲も変わります。例えば、現在の設定湿度が0の場合、下限湿度入力可能範囲0%R.H.〜0%R.H.になり、0しか入力できなくなります。この場合、「定値設定画面」で現在の設定湿度は0%R.H.になっています。この設定湿度を変更すると、「設定値の変更画面」での入力可能範囲も変わります。