10.
停電・復電・PCのダウンについて
Q10-1.
ERC-100Sを使ってチャンバー計測およびP計装設定中、PCがダウンするととどうなりますか?

A10-1.

チャンバー側に不具合が生じることはありません。ERC-100Sでロギング中の場合はその時点までのデータがPCに保存されています。なお、ERC-100Sでは次の場合に限り不具合が生じます。ERC-100SからP計装にプログラムをアップロード(送信)中にPCがダウンした場合、ERC-100Sのプログラム送信機能が今後もご使用できなくなります(ERC-100Sのリセット、PCのリセットのいずれも無効です)。ERC-100Sの機能を正常に戻すにはチャンバーブレーカーを入れなおす必要があります。

Q10-2

チャンバー/P計装の停復電時の状態を教えて下さい。
A10-2. ERC-100SからP計装をモニタ中、停復電が発生した場合、チャンバーのブレーカON/OFF状況により以下の2ケースが考えられます(PCは稼動しているものとします)
ケース1: チャンバーのブレーカが落ちている場合:ERC-100Sからチャンバーをモニターすることはできません。
ケース2: チャンバーのブレーカが落ちていない場合:ERC-100SはP計装の運転状態を表示します。つまり停電前の動作と同じです。
なお、ERC-100SからP計装の設定操作を行っていた場合に停復電が生じた場合にはQ10-1参照して下さい
Q10-3. ERC-100S実行中に、チャンバー側が停電→復電したときのERC-100Sのトレンドグラフおよびロギンクの連続性はどうなりますか?(停電中もPCは稼動しているものとします。)
A10-3. 停電中は通信不通状態となり、トレンドグラフ背景は赤色で塗りつぶされ、平常状態と区別 されます。ロギングファイルも同様に“COM_ERR”が記述されます。ERC-100Sの表示または記録される情報が異なるだけでチャンバーの停電状態にかかわらず、ERC-100S側は稼動し続けます。