6.
|
ログファイルについて
|
Q6-1.
|
ERC-100S上のロギングデータについて教えて下さい
|
A6-1.
|
ERC-100Sで作成したファイルはCSV形式のテキストファイルです。ファイルの拡張子名はログファイル作成時にユーザが自由につけることができます。ログファイルに刻まれているサンプリング間隔(秒)は、設定値間隔ごとの等間隔にならない場合があります。これはWindowsのマルチタスク処理事情によるERC-100Sの処理の遅延によるもので、CPUパワーがERC-100Sで独占できない時などに生じます。特に同一PC上にCPU負荷の高いアプリケーションが稼動していると、PC環境にもよりますが、ログサンプリング間隔が3秒以上遅延します。したがって、ログデータの定周期性は保証しておりません。Windowsの性質により、フォーカスをERC-100Sに当てた状態でご使用されると、ばらつきの程度が少なくなります。なお、ログデータに保存されている時刻はPCの時刻であって、P計装の時刻ではありません。
|
Q6-2
|
ログデータはPCに負荷が少ない場合、「開始時刻」+「サンプリング間隔」×「データ数」=「終了時刻」となるのでしょうか?
|
A6-2.
|
必ずしもそうなりません。たとえERC-100Sの単独使用の場合においても、Windowsの制御状況により、1〜2秒ほどサンプリング間隔がばらつくことがあります。Q6-1を参照して下さい。
|
Q6-3. |
ログファイルの作成タイミングを教えて下さい |
A6-3. |
ログは「ログファイル作成開始」ボタンをクリックし、それをリリースしたときに開始されますが、ERC-100Sの内部タイマの関係により1〜2秒遅れて開始されることがあります。「中止」クリック時にログファイルに刻まれるログ終了時刻も「中止」ボタンをクリックした後それをリリースしたときの時刻ですが、同様に1〜2秒遅れて刻まれることがあります。 |
Q6-4. |
ログファイル作成中にディスクがいっぱいになるとどうなりますか? |
A6-4. |
その時点でログは終了します。メディアを交換しない限りそれ以上ログすることはできません。このとき「ディスク容量
が足りません」とのメッセージボックスが現れますが、ERC-100Sの他の機能はそのままご使用できます。なお、ERC-100Sのログによりディスクがいっぱいになって場合でも、他のファイルが壊れたり、上書きが生じることはありません。 |
Q6-5. |
保存ディスクがいっぱいになったときや、通信エラー時には、それまでのログデータは破壊されますか?
|
A6-5. |
ログデータはそのまま残ります。OSおよびPCのトラブル、人為的ミス以外でログデータが破壊されることはありません。ただし、ログ設定時にログ保存ファイル名を入力する際、既存のファイル名を入力した場合、上書き警告メッセージの表示は出ません。したがって、既存のファイル名(パス名も含む)と同じファイル名を入力してログを開始すると既存のファイルはERC-100Sのログファイルで上書きされます。
|